裏@NTR(左之たんver.)

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コッソリと障子の隙間から中を覗き込む。 悪趣味だが、中の様子が気になってしまったのだから仕方がない、と自分に言い聞かせる原田の目に映ったのは… 紛れも無く、泣いている刻のソウの後ろ姿だった。 原田は恐る恐る障子を開け、そして部屋へと足を一歩踏み入れた。 途端、ソウの背中がビクリと跳ねて、静かに振り返った。 「はらだ…さん。」 まだ瞳に涙が溜まったままのソウが小さく原田の名前を呼ぶ。 「如何した?この悪天候で怖くなったのか?」 しゃがんでソウと視線を合わせると、原田はクシャ、っとソウの前髪をかき上げてやった。 ソウはそんな原田の笑顔に我慢していた気持ちを爆発させた。
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