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今迄だって、ずっとそうだった。
ソウが風呂に入るのは一番最後で…
その前に入った役付きがソウを呼びに行き、そのまま出て来る迄見張りをする。
しかし、不幸(永倉にとっては幸運)な偶然がこの日起きる事になった。
夜の巡察を終えた二番隊を率いて屯所迄戻り、隊士達を先に風呂に入れると永倉はひとまず着替えに向かった。
そして、そのままゴロンと横になると疲れて眠ってしまったのだ。
生憎この日原田と藤堂は呑みに出ており部屋には誰も居ない状態だった。
少しの後、永倉は口元から流れ落ちたヨダレと共に目覚めた。
「あれ…俺?」
寝てしまった事に気付くと、永倉は慌てて寝間着を手に風呂場へと向かった。
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