第1話

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おじさんとおばさんが来て一週間たったある日の夜、ぼくはいけないものを目にした。 僕はなぜか弟と一緒に寝かせてもらえなかった。 夜、11時ぐらいに目が覚めて電気のついているリビングに向かった。 隠れながら見てると弟とおじさんとおばさんがいた。 なんでこんな遅くまでー?そう思いながらもずっと見ているとおじさんが弟の頭を叩いた。 叩いて叩いて叩きまくった。そして殴った。その音は廊下まで響いた。 その後も蹴って蹴って蹴りまくって。死ぬくらいやっていた。 弟は泣いている。けどその泣き声は響かなかった。 弟の口にはガムテープが張られていて手はロープで縛られていた。 なにも反抗できない状態だった。 苦しくて辛くて憎くて。 ぼくはある決心をした。 運命を変える行動をおこしたんだ。
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