第1話
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ある日、僕と弟は家に帰った。 予想通りおじさんとおばさんは家にはいなかった。 行動しようと思っても思うように手や足は動かない。 「お兄ちゃん…」 捨てられた子犬のような目で僕を見つめる弟。そんな弟を見てたらだんだん視界が霞んできたんだ。 「…」 何も言わずに僕に抱きつく弟。 僕も弟を抱きしめて涙を拭いた。
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