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「じ、自分はですね。その、この近くに勤務してる者でしてっ」
なるほど、社会人だという予想は当たってたみたい
「今日、君が学校から出てきた時から、ずっと見てて!」
変な人だな。私を観察して、何か面白いのだろうか?
あ、でもさっきまでの自分を顧みたら、案外可笑しな趣味じゃないかも
「それでもっと君の事を見ていたいって、もっとよく知りたいって、思ったんです」
――そして
「ボクにっ、貴女の……ストーカーをさせて下さい!!」
「…………はぁ。」
コレは、ある意味告白と呼んでいいのだろうか?
「えっと……、はじめまして」
顔と言わず、耳まで真っ赤にして頭を下げる彼に、半ば呆然としてしまったけど、私は言った。
はじめまして、と。
最初の挨拶は大切だからね
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