第0話

4/4
前へ
/37ページ
次へ
と、誰に説明してるんだかわからないようなことを考えていると 「どうした蒼空。ぽけーっとして」 海音に呼ばれ、気がつく どうやらボーッとしていたらしい 「ごめんごめん」 俺は藤代蒼空(フジシロ ソラ) 少し茶色がかった黒髪短髪で顔は中の中 特に目立った特技もない、強いて言うならスポーツが少し得意なだけの普通の高校2年生だ 「うん、起動しよう」 少し緊張した面持ちで俺たちは、横にあったヘルメット状の器具を各々かぶり、スイッチを入れる 「起動したな?じゃあ、手をつないで」 みんなが手を繋ぎ始める 二人とも手が少し湿っている どうやら二人とも俺と同じく緊張しているようだ 「さあ、はじめようか」 キュイーンキュイーン… キュイーン… キュ… …
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加