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と、誰に説明してるんだかわからないようなことを考えていると
「どうした蒼空。ぽけーっとして」
海音に呼ばれ、気がつく
どうやらボーッとしていたらしい
「ごめんごめん」
俺は藤代蒼空(フジシロ ソラ)
少し茶色がかった黒髪短髪で顔は中の中
特に目立った特技もない、強いて言うならスポーツが少し得意なだけの普通の高校2年生だ
「うん、起動しよう」
少し緊張した面持ちで俺たちは、横にあったヘルメット状の器具を各々かぶり、スイッチを入れる
「起動したな?じゃあ、手をつないで」
みんなが手を繋ぎ始める
二人とも手が少し湿っている
どうやら二人とも俺と同じく緊張しているようだ
「さあ、はじめようか」
キュイーンキュイーン…
キュイーン…
キュ…
…
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