第一話

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『分かってるな?明日の朝、すぐに僕の家だぞ』 『分かってるって。海音こそ、寝坊して家には入れない…何て事態にするんじゃねーぞ!!』 なんて、電話で軽口を叩きながらもう一時間。明日の話しか話していない 『当然だ。あと怖いのは、陸か…美空は大丈夫だよな…』 『美空なら大丈夫だろ。陸にはモーニングコールしてみるよ。じゃ、明日に向けて、早く寝るから。じゃあな』 『はいよ』 俺たちがこんなにテンション上がっているのは、今日発売の「The world of a magic 」が明日できるからだ 話題騒然のこのゲームは、発売三十分で完売必至 アメリカ、ヨーロッパでは一足早く発売され、既に社会現象となっている規格外のゲーム なぜこのゲームを俺たちが手に入れられたかと言うと、海音の父さんが開発プロジェクトのメンバーの一員であり、そのお父さんに頼み込んでキープしてもらっていたからである
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