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何故か離れられない運命のようなものを感じている。
蓮は浮気をしても、わたしの元へ必ず戻って来た。
このまま、きっといつか結婚するだろう。
わたしはそう漠然と感じているし、蓮もそう思っているに違いない。
蓮がベルトを外した。
「ちょっと!ここでする気?」
「いいだろ。たまにはこうして見ながらってのも興奮するぜ」
蓮が鏡越しに言った。
止めて、と言いかけた時、蓮が押し入ってきた。
快感が、抵抗する気持ちを消し去った。
首をよじって唇を求めたが蓮は応じず、目をつむり激しく腰を打ち付けるだけだった。
「もう少し……優しく……してよ……」
生理が遅れていた。
その可能性があるのだが、蓮はまだ知らない。
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