第1章の続き

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 「ほう。いいじゃないか」  片桐の片頬が動いた。  声色からするとニヤリとしたのだろうか。  「そんな。私が困ります」  「俺がいいって言ってんだ」  片桐がドスを効かせた声で言った。  変態だ。  先週も、風呂場で横たわる片桐にまたがり放尿させられた。  その内、排便しろなどと言い出さないだろうか。  荒々しく服を脱がされ、私の股間に片桐が顔を埋めた。  屈辱の心とは裏腹に、次第に体が反応を示してしまう。  ベッドの上であらゆる恰好をさせられ2時間後、片桐が果てた。  片桐の独りよがりのセックスは、決して私を満足させてはくれない。  そして、事が終わると決まって背中を流せと命じられる。  何度やっても背中の般若には慣れることが出来ない。  「般若が怖いか?」  はい。でもあなたの目の方がもっと恐ろしいです、とは言えない。
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