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「ほう。いいじゃないか」
片桐の片頬が動いた。
声色からするとニヤリとしたのだろうか。
「そんな。私が困ります」
「俺がいいって言ってんだ」
片桐がドスを効かせた声で言った。
変態だ。
先週も、風呂場で横たわる片桐にまたがり放尿させられた。
その内、排便しろなどと言い出さないだろうか。
荒々しく服を脱がされ、私の股間に片桐が顔を埋めた。
屈辱の心とは裏腹に、次第に体が反応を示してしまう。
ベッドの上であらゆる恰好をさせられ2時間後、片桐が果てた。
片桐の独りよがりのセックスは、決して私を満足させてはくれない。
そして、事が終わると決まって背中を流せと命じられる。
何度やっても背中の般若には慣れることが出来ない。
「般若が怖いか?」
はい。でもあなたの目の方がもっと恐ろしいです、とは言えない。
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