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各自が夕刊の配達に向かい、他の空き幹部達も集金に出かけていった。
機械から出てくるチラシをトントンと整えて各区域の置き場に運ぶのが俺の役目となった。
俺の目論見は当たり、量の少ない2回戦だった。
1時間くらい手伝ったところで、パートのリーダー格である沢登から「成田さん、ありがとう。もう先が見えたからいいわよ」と言われた。
壁の時計はまだ3時前だった。
集金のはかどる夕方までまだ時間がある。
汗を拭い、どうしたものかと考えていると、俺と入れ替わってチラシを運んでいる小林が、直ぐ横のロッカーにチラシを入れようと屈みこんだ。
ボタンを外したポロシャツの胸元から、ブラジャーと僅かな膨らみが除き、思わず見入ってしまった。
しまったと思った時には遅かった。
顔を上げた小林がその視線に気が付き、慌てて胸元を押さえて頬を赤らめた。
股間が熱くなるのを感じ、慌てて集金バッグを前にズラし販売所を出た。
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