9人が本棚に入れています
本棚に追加
ワインのおいしい村があった。
日々を慎ましく暮らしていた村人達だったが、
ある日噂が流れる。
「この村の中に人狼がいるらしい。」
人狼は村人を食べてしまう恐ろしい存在だ。
対策を考えようと集会を開こうとしたが、
一人の村人が言った。
「人狼なんているわけがないだろう。
たかが噂に大げさだな。
俺は帰って寝るぞ。
明日も朝から蒲萄を摘まなきゃいけないんだ。」
この言葉で、この日集会は開かれず、
村人達は家路についた。
そして夜を迎える。
最初のコメントを投稿しよう!