双子のパン屋さん

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「大将おはよう!」「今日は大漁だといいね!」 「トム、ムムおはよう!毎日お手伝いして偉いなぁ。あいにく、昨日は引きがイマイチだったから、今日は気合い入ってんだ!いっぱい捕れたらトムたちにもご馳走するよ」 「わ~い♪」 飛び跳ねて喜ぶトムとムム。 そんなトムとムムを見ながら微笑む両親。 ささやかながらもこんな平和な日々がずっと続いていくと思っていました。 しかし、突如この家族に悲劇が起きたのです。 ある時、トムとムムのパパは元々高齢なこともあって、腰を悪くしてしまい寝込んでしまいます。 そんなパパの介護をママが担いました。 パパとママが営めなくなったパン屋は店を畳むざるおえなくなってしまったのです。
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