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悲鳴があったところでは子供が二人いた
一人は腕に怪我をしている男の子、もう一人は腕に怪我をしている子を抱き締め泣いている女の子
「……メイリー…泣くな」
「…だって……ヒック…私のせい…で……アグニスが………ぅわぁああん」
泣き止まそうとしたアグニス(男の子)だが逆に泣いてしまいどうしていいか分からずおどおどしていた
「おい!さっき向こうから声がしなかったか?」
「行ってみよう」
遠くの方でまた何人かの人間の声がした
アグニスが急いでメイリー(女の子)の口を塞ぎ近くの草むらに隠れた
「この辺のはずだが…いたか」
「おい見てみろ!血の跡があの草むらに向かって続いてるぜ」
二人組の男がニヤリと笑いながら草むらに近づいていく
そして丁度草むらに手をかけたとき
「ぅ、ぅわぁぁあああ」
アグニスが勢いよく飛び出し男の腕に噛みついた
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