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「実はね…」
夕方、亮の部屋
晶が嬉しそうに憂に話しかける
「今度のssに向けて、コレクションでセレクトしてきたブランドの主力アイテムを、うちの雑誌がタイアップするんだけど、
思い切ってピックしたアイテムを全て日本に持ってきて、ショーにしちゃおうと思って!」
息を切らさずに晶がテキパキと話す
(━━━━……何言ってるのか全然わかんない………………)
「でね、IFHERの雑誌の中身まるまるを実感してもらう、
それで、その様子を雑誌にするんだけど。
そのショーに憂に出て欲しいわけよ。
再起がショーで華々しくってインパクトあると思うのね」
「…………━━ああっ!」
途中までがちんぷんかんぷんだった憂は
間抜けすぎる声を出したまんま晶を見て手をポンとした
「━━…こいつにそんな難しい言葉わかんねぇぞ」
呆れたように
話をきいていた亮が呟いた
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