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身体がゾクッと武者震いした
晶の言葉には重みがある
この瞬間、憂の身体が一気に熱くなった
「…いい物って？」
気が付けば、口がひらいていた
「そうね。洋服でいうなら、洗練された素材
例えばシルクやカシミア
打ち込みの良い生地や、モダンな開発新素材
ディテールもトレンドに合ったもの、
雑貨や小物も、安っぽい合皮やメッキは駄目よ？
職人が美しくなめした本革や
毛皮
ラビットじゃなくて、ミンクやチンチラ、
世の中は飽和状態
あげきれないけれど、全て自分の身体で覚えなさい。
その為には沢山見ることよ。
その内わかるようになるわ
身体と頭で洋服を判断するの」
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