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そしてピッとボタンを押す しばらくして 「夜分遅くすいません、橘ですが………はい、いつも憂さんにはお世話になってます………いえいえ、ところで今日は仕事のほうが時間がかかってしまってまして、こちらのほうでホテルを手配致しますので、ご心配なさらないで下さい はい、 はい。では失礼致します」 ニヤリと笑顔を向けると 「今日のお礼。」 「え?何が?」 とぼけた顔で聞き返すと 「バカね、聞いてたでしょ?せっかく家に電話してあげたんだから、亮ちゃんちに行ってきなさいよ」 「え、ええっ!!?」 本気で驚いていると 「もう、あたしは会社戻るから、あんた一人でいきなさいよ? タクシー拾ってあげるから。」 ━━━━………えええっ!!??
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