鮎川 透

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今日はこんな扉ばっかりだ… などと考えながらその扉をくぐりぬける 奥には個室が並び、その中の一室に二人は通された 「━━…ねぇ晶?」 憂が小さな声で呟いた 「なぁに?」 「━━…やっぱりいいや…」 言うのをやめ、黙ってソファーに腰かけた 晶はクスッと微笑むと 憂の隣に腰かけた 「その内慣れるわよ」 ━━━……慣れるかな……………
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