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煙が充満していて息苦しい なんだか妙な甘い香りと 耳がおかしくなりそうなほどの音量に身を包まれながら 憂はそこにいた 亜矢と一緒に買い物をしてから六本木のクラブにやってきた 時間は真夜中 もう0時をまわろうとしていたが、 「このくらいの時間のほうが人はいってるから!」 と、亜矢に言われるがままについてきた 大通りから裏道にまわると 大きな建物の入り口にネオンが輝いていて、 慣れた足つきで亜矢が足早に入っていった
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