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憂もその後をついて行くと大きな扉をくぐりぬけた 中に入るとカウンターには二、三人の男がいて、亜矢と楽しそうに会話していた 憂は緊張をしたまま亜矢の後ろに隠れるようにして立つと、 「憂っていうのー!友達だから、よろしくねー」 と、その男たちに紹介をした 「チョーきれーじゃーん」 なんていう言葉に反応もおいつかず 苦笑いをしたままくびをひねった 亜矢はそのまま憂の手を引くと、奥の扉に向かって歩いていった そのまんまはいっていくのかとおもっていたら 亜矢はフッと横に曲がると、 「荷物ロッカーにいれよー」 といって目の前に立ちはだかるたくさんのロッカーを指差した なにもかもが初めてで、どうにも勝手がわからない憂は 亜矢のいうがままにロッカーに荷物をいれた
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