487人が本棚に入れています
本棚に追加
「あと……彼女、精神的にも弱すぎる
申し訳ないけど、ショウが終わるまでは、あんまり心を乱すような接触は控えてくれないかな?
無理のないように、自然に…
彼女は持って生まれた可能性がある
今はそれを伸ばせるいい時期なんだ。
君も色々大変なんだろ?」
鮎川のその言葉に目をまるくした
「……どうして?そんな事を…?」
「いや、今日のパーティーもうちの取り仕切りでね?
君も彼女もまだまだこれからだ。
切磋琢磨してお互い成長するいい機会じゃないかな?
何も今焦ることは何もないだろ?」
「━━……」
鮎川の言葉には妙な説得力がある
「何も別れてくれなんて言ってるわけじゃないのはわかるよな?
時間はまだまだあるんだ。
彼女はもう、皆の希望でもあるんだよ。
君が出来る範囲で
彼女を大切にしてくれ」
最初のコメントを投稿しよう!