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━━━……こいつ…何者なんだ? しかし鮎川の言ってる事は全てとは言えないが 同意出来ないわけではない 「ああ…わかったよ」 亮が渋々答えると 「よかった。じゃあ、あそこで今にも泣きそうな彼女にご機嫌とりしてきてもらえないかな?」 鮎川はそういって玄関前でつったったまんま泣きそうな顔をした憂に目をやった 「…………あ」 自分の嫉妬で怒りまかせに叱咤した事を冷静に思い出す 「じゃあ、よろしく頼むよ?」 「……すいません…」 言いたくない言葉だが、亮は鮎川の目を見たまま謝った 鮎川は憂に手を挙げると 「近々またね」 そう言って車に乗り込み去っていった また会いたくねぇ……… 情けない気持にかられたまま 結果的に亮は鮎川の言われた通りに憂の元へと戻って行った
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