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「じゃあ、また連絡するから」
このまま居たら、またろくでもない事を言ってしまいそうになる
「えっ?」
驚く憂に
「それだけ直接言いに来ただけだから…
まさかお前が男と一緒にいるとは思わなかったけどな」
とっさにまた嘘をついた
後半部分は素直な気持だったが
亮はそういうと苦笑いしながら憂の頭に手を乗せた
「それは………っ」
「いいんだよ、俺も忙しくなりそうだし…
━━━━……信じてるよ」
━━━━……今はそれしか言えない
自分の言葉に何故か胸が痛んだ
「あっ…ありがとう…会いに来てくれて………
ごめんね………あたし…………」
「いいよ、頑張れよ?ショウ」
亮はそういうと、いつの間にか家の前にまで来ていた迎えの車に乗り込んだ
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