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外へ出ると、冬の澄んだ空気が頬に気持よく当たった
「あの…ごめんなさい…」
「ああっ」
音量の酷い所にいた為に、物音が遠くに感じて、感覚が掴めずに声が大きくなってしまった
「いいよ……俺も怒ってごめん…でも多分コイツ酒飲んだ事ないだろうからさ、加減わかんねぇと思うんだよ。
今度からは、無茶させないように見張ってくれない?」
「え………」
「コイツ友達すくねぇからさ?
仲良くしてやってよ?別にクラブとか行くのがダメってわけじゃねぇんだ…
いや、やだけど……………
まぁ、俺がコイツ縛る理由もねぇし………」
「………うん、わかった」
「ああっ!でも、男はダメだぞっ!!コンパとか、他の男は寄せ付けねぇでくれよ!!!」
必死で言う亮の姿を見て
「ははっ…大好きなんだね?憂の事………羨ましいなぁ~」
やっと笑顔になった女の子が笑いながらクスクスと言った
「ベタ惚れだよ…」
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