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「おいっ!!」 身体にまとわりつく憂の耳元で叫ぶが、音にかきけされまともに会話などになるはずもない 亮はそのまま憂を引きずり出そうとした瞬間 ガシッ と腕を掴まれた (なんだよっ……) 掴まれた腕の先を見ると、高身長の目鼻だちの整った女の子が亮を睨みつけていた (あぁ!?なんだこの女?) 女の子は何かを叫んでいるようにも思うが、さっぱりわからない 亮は憂を抱きかかえたまんま、その女の子の腕を掴み、通路側へと引っ張っていった
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