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「よ、宜しくお願いします」
変な汗をかきながら、ペコリと頭を下げると、
「さぁ、じゃあ着替えてパパッと終わらせましょ」
「はっはいっ」
「あの人練習嫌いだから、素質ない奴めったぎるよ」
鮎川が憂の耳の側で小声で呟いた
━━━……えええっ
「そっ…そういうの初める前に言わないでよっ!」
焦る憂を見てあざ笑うように鮎川は見下ろした
「まぁ、頑張れよ。俺ちょっと用事すましたら戻ってくるから」
「戻って来なくて結構ですから!」
イーダッ
と舌を出して鮎川を追い払うと、憂は教室の隅っこで練習着に着替えた
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