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あたし…………… ブルッと身体が身震いする この先には踏み込んじゃいけない… 意識の奥でそういう声が聞こえる 「離して下さい」 静かな声でそう呟くと 鮎川はゆっくりと憂から離れた 「鮎川さん、いい加減にしてください」 「はいはい」 鮎川はいつもの軽いノリに戻ると 「なぁ~マジで腹ペコなんだけど………」 子供のようなあどけない顔で憂の顔を覗き込んだ 「…………わかりましたよわかりましたよ…ご飯行けばいいんでしょっ!!」 半ば諦め半分にヤケクソで答えた 「うん」 鮎川はにっこりと笑うと、振り返り、歩き始めた 憂はその後ろ姿を見つめながら小さくため息をついた (━━━━……)
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