最悪の鉢合わせ

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「大丈夫です」 震える声を必死に悟られないように押さえた 「……あんまり無理すんなよ……」 鮎川は憂の頭をポンポンと叩くと、 「レセプション一緒にいくか?」 と、優しく言った 憂は不覚にもその声に安心をしてしまった 一気に興奮していた感情が溢れ出そうになり、声を出せば今にも涙が出そうになってしまい 黙って顔を横に振った 「あれ?行かないの?」
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