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可南子はそういうとリビングから出て、寝室へと移動した
「入って」
可南子は鮎川が部屋に入ると、パタンと扉を閉めた
「何があったの?」
「たまたま飯に行ったら彼氏に出くわしたんだよ」
鮎川は苦笑いをしたまま、ベッド横のソファに腰かけた
「は?それだけで?」
可南子は腕を組みながら呆れた声で言った
「んなわけないだろ?
女連れだったんだよ、向こうがさ」
「…………それって………
周防の?」
「そう。」
「………………」
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