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エントランスの花壇にもたれかかるようにうずくまる人影がポツリと一つ 憂は涙をそっとぬぐいながら、その人影に近付いた 「……亮!!」 慌てて亮の身体に抱きついた 亮の身体は冷たく冷え、 思わずのけぞりそうになった 「亮!?……」 激しく揺さぶると 「………ぅ……?」 小さな声で亮が呟いた 「亮っ!?何してるの!? ずっと居たの!? こんなに冷えきって…… バカじゃない!!」 冷たく冷えた亮の身体を抱きしめながら、頬を涙がつたい、冷たく顔を冷やした
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