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憂はこちらを見たまま、鮎川のジャケットの裾を掴んでいた
━━━……っ!!!
嫉妬で今にも暴れ出しそうになりそうだった
「亮さん!!」
晴香が亮の腕を強く引いて声を出した
亮はハッと我に帰ると
「お知り合いですか?」
不安そうな顔でこちらを見る晴香に
「あ………クラスメートなんだ………」
そう返すと、視線をまたエレベーターの方へ向けた
しかし、そこには憂の姿はもうなかった
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