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震える憂の身体を、力の入らない自分の両手をゆっくりと動かし、そっと抱き締めた 「━━━……憂……… ━━━━━……ごめん……」 また泣かせてばっかりか……… 「何言ってるの!? 早く………家に帰らなきゃ……!!」 家はまずい………… 「━━━━……い… 家には…………帰らない……」 寒さで上手く動かない唇を必死に動かした 「………!?何言って………!!」 憂の暖かい手の平が額にあたった ━━━……あったけぇ…… 「亮………!!熱が……!!」 「いいから………」 「!?」 これは俺の罰だ……… .
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