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「なんだっ………この部屋っ!!」 鮎川が部屋へ入りながら叫んだ 「………こっちなの!!」 憂は先導して手招きをすると、鮎川を亜矢の元へと呼んだ 憂からこのマンションに呼ばれ、鮎川は仕事の合間を見て、一時間ほどしてから駆け付けた 憂の話を聞いて、 亜矢が気を失っていない事や、おそらくクスリをやっている事を聞くと、 冷静に「俺が行くまでそこでいろ」 と言うと、直ぐに電話を切った 鮎川のその声に憂は安心をすると、そのまま部屋をかたづけていた 片付けても片付けても散乱するゴミや衣類を目の前に、 プレゼントのようにも見える未開封のブランドの袋の多さに違和感を感じていた しばらくして、鮎川から連絡がはいり、エントランスまで鮎川を迎えに行くと、鮎川が勢いよくマンションへと入って来た
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