2/8
472人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
「じゃあ、お先に失礼します」 憂は鞄を手に取ると、そのまま事務所を後にした いつものように、鮎川の車がそこには停まっている 「お疲れ様」 憂はそういっていつもの様に助手席に座り込んだ 《いつもの》 ではない… 慣れたその行動に、複雑な気持になり、憂はただ黙っていた そんな憂を見て鮎川もまた、ただならぬ空気に、黙って運転をしていた はりつめた空気の中 憂が言葉を発した 「やっぱり、私……… 透とは付き合えない。」
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!