496人が本棚に入れています
本棚に追加
「私………」
「聞いてた?ユマの愚痴」
「…………」
「あのさ、行かない…なんて言わないでね?」
憂の考えを見透かしているかのように翔太が言った
…………!!
「元々、憂ちゃんとユマは土俵が違うんだから。」
可南子と同じ事を言う翔太に、憂は言葉が出なかった
「って言っても…僕もあんまり偉そうな事は言えないんだけどね」
頭をポリポリしながら、申し訳なさそうに翔太が言った
「……ううん…」
憂は頭を左右に振ると
「………あたしたち…ユマさんには頭があがんないね……」
「……うん」
最初のコメントを投稿しよう!