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亜矢は鮎川と婚約した
知らされたのは随分前で、憂は二人を心から祝福した
亜矢の過去を全て受け入れ、鮎川は亜矢と共に生きる道を選択した
幸せそうな亜矢の笑顔が嬉しくて、憂までもが何かに救われた想いになった
「そろそろコレクションか…」
翔太がふいに呟いた
「だね~」
「今年は可南子さんに、ホテルの部屋三つとっとけって言われたんだよね……」
「!!じゃあユマさんも!!」
憂が嬉しそうに言った
ユマは可南子のアシスタントを長くしているが、コレクションには一度も同行したことがない
いつも同行しているのは翔太だからだ
日本に残り、可南子からの指示で業務をこなすユマがいるからこそ
可南子は安心して出張に出れる
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