8/10
前へ
/39ページ
次へ
「目も合わなくて、遠い存在になったってわかったはずなのに、気持はどんどん膨れ上がって……… 前より亮の事が大好きだって……… しつこいよね?(笑)」 軽く笑いながら憂が言った 「……………いいんじゃない?」 「え?」 晶のその一言に、憂は驚いた 否定されると思っていたからだ 「好きでいたっていいじゃない? 無理して忘れようとしたって余計苦しいでしょ? いいんじゃない。 アタシそんなアンタが好きよ?(笑)」 「晶………」 「あんな状態で別れて再会したって云うのに、その根性見上げたもんだわ(笑)」 「……でしょ……?(笑)」 二人で笑いながら、 気が付けば、瞳からは涙が溢れかえっていた 「晶………ありがどっ……」 次第に鼻が詰まって声が出なくなった
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

892人が本棚に入れています
本棚に追加