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「どうしたの?今日は休みでしょ?」
「あっ!!そうだった!!」
憂は忘れていた目的の物を鞄の中から取り出すと、
忙しそうに作業しているユマに近づいた
「ユマさん…これ……」
少し申し訳なさそうに手に持った物を差し出した
「えっ?」
キョトンとしたユマがそれを手に取ると
「気に入るかどうかわかんないんですけど…お土産です」
「わぁっ!ありがとう!!」
ユマは驚いた顔でそのまま包みを開いた
ニューヨークのセレクトショップでユマに似合いそうなアンティークのピアスを見つけて、それをお土産に買って来たのだ
「可愛いっ!ありがとう!憂ちゃん!」
ユマは笑顔でにっこり微笑むと
「ごめんね!行く前にあんなことがあったのに…
気をつかわせちゃったね……」
と、申し訳なさそうに呟いた
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