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だから俺が選んだ道は
まだ確信なんてなくて
本当に高橋の家を抜ける事が出来るかどうかなんて単なる俺の思い付きにしかすぎない机上の選択で甘ったれた考えだ
ただ
甲斐さんの『潰す』ってセリフは
買収でもなければ、業務提携なんて意味でもない
完全に周防って会社そのものを無くす意味だ
周防はうちに比べればそんなに規模がデカイわけじゃないけど
潰すだなんて相当な自信がなきゃ言えない言葉だ
それと同時に
高橋グループの経営の誤算も生じる
見込みの構想が消えるわけだから…
新たな方針をまた考えなきゃいけない
周防がなくなれば俺個人にとってはその場凌ぎだが…有り難い
正直、やり過ぎともいえるあのやり方にうんざりしていた訳だし
縁を切るには申し分ない話だ
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