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六本木までの流れが遅くて、ふと景色をぼんやりと眺めた 国道を走り首都高の下を、ゆっくりと走るタクシーの中で 晶に対する謝罪の言葉を改めて考えていた 一言ですまされない 俺がいない間に起きていた惨事は想像も出来ないくらい悲惨だったと思う あいつは中学の頃からやたらに会社に顔を出しては キラキラした目でスタジオに出向いていた 俺みたいに漠然とした将来を見据えて何となく生きてたわけじゃない やりたい事が沢山あって それを着実に叶えようと努力していたあいつの全てを ぶち壊してしまったんだ
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