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「私が管理しております、極秘ファイルがございます
そちらに高橋グループとの繋がりが事細かに整理されています
そちらのパスワードは〇〇〇〇〇です。
あと、何かご不明な点がございましたらお申しつけ下さい
私に出来る事は、全力でお力添え致します」
「………どうして急に……?」
俺は手を止めると、不思議な顔をして葛城の顔を見上げた
「…どうして?
理由が利にかなっていると私が判断したからですが?」
さっきまで自分の口を固いと言っていた男が、急に協力的になるなんて、気持ち悪すぎる
「………お前……何考えてんの………?」
「亮様が、周防様との御縁談が気にくわなくてヤケになっているだけなのかと思っておりましたが…
そういう訳ではなさそうですので」
ニヤリと口角をつりあげる葛城の鋭い指摘に
「あながち間違いじゃないよ…」
俺は素直にそう答えた
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