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♪~♪~ 軽快な着メロがながれ、その音が亮の電話だと知らせる 「亮っ!?」 「………おまえさ、まだどっかいんの?長くね?」 いい加減、一ヶ月も国際電話の呼び出し音が続けば、亮も不信に思ったのか、開口一番そう言った 「…………だよね」 笑いを必死に堪えようと試みるが、 驚く亮を想像しただけでも我慢できそうにない 「どこにいるわけ?」 笑いがこらえきれず、携帯を話して思わず爆笑してしまった 「おい!聞いてんのかよ!!」 「…………クッ……」 「は?聞こえねーし!」 「……ークっ………ブッ」 「何笑ってんだよ!わかんねーよ!!!」 笑いが止まらない
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