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しばらく笑いが止まらなくて、うまく喋れず、 その間もわけがわからず亮がギャーギャー怒っていた 「あ、わかった!お前、ニューヨークにいんのか?」 冗談ぽく茶化した亮のその言葉に、 「当たり」 ようやく落ち着いた言葉でそう返した 「ってそんな嘘いいからさ」 呆れた声が伝わる 「本当だよ、今、お姉ちゃんちにいるんだ」 「………………」 「あれ?亮、聞いてる?」 「…………」 え?おかしいな… 携帯の画面を確認するが、通話状態になっている 「亮?あれ?」 携帯がおかしいのかと、一度切ってみた
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