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「………実は……ね、」
憂が雑誌の仕事を休止し、ニューヨークに来ている間、当面は取り貯めしていた憂が表紙を飾っていた
というのも、二ヶ月くらいの話で、結局雑誌は繭莉を大々的に売り出す方向に決まり、
これまで来たらしいのだが、
「…………全然。繭莉になってから、毎月毎月徐々に売上が右肩下がりで…
憂、いつ帰ってこれるかしら……
それが無理なら、撮影だけでも……
戻って来てもらえない……?」
申し訳なさそうに言う晶に、
「そんなの!!!!
帰るに決まってるじゃない!」
明るく一つ返事で返した
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