804人が本棚に入れています
本棚に追加
「ちっとも忠告聞かないんだから」
鋭い刺さるような声に、背筋にゾクッと悪寒が走った
「………周防……さん……
どうして……」
怯えながらも、憂は声を絞り出した
「いちいちわかってるくせに、聞かないでくれる?
もう、ただじゃ済ませないから、覚悟しておきなさいよ」
殺気を感じる晴香の声に、
「…………繭莉ちゃんは、関係ないから、降ろしてあげて……」
力を振り絞ったその言葉に、
「関係ない?あなたに関係ないのに一緒にいるの?
ついでだから、一緒に始末してあげるわよ」
「…………そ……んなっ……」
「あなたが悪いんでしょ。
あの世でせいぜい謝る事ね」
どうしよう………
バッグは車に連れ込まれた時に路上に放り投げられ、携帯もなにもない
最初のコメントを投稿しよう!