プロローグ

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ピッピッピッピカチッ 「ふわあ~あ、もう朝か………」 布団から出て背伸びをしながら俺はそう呟く。 俺、月神 影は、運動と武術が得意という以外には取り柄のない何処にでもいる高校一年生だ。 勉強は人並みだし女子にモテることもない。ステータスは運動以外は平均だ。 武術は、中1の春からから2年間に渡り、家の「男子たるもの女子を守らなければならない!!」という謎の家訓のせいで一通り体術や武器の扱い等を父さんから身に付けさせられたのだ。 現代日本で役にたつか? 警官になるならまだしも俺はなるつもりないし。 父さん普通に持ってて普通に扱ってたけど今までに使ったことあるのか?何故かあった地下室も整備されてたし。 それ以前に法律とかどうなの?日本刀なんて確実に法に触れてるよね? 色々疑問のわいた特訓だったがそれなりに楽しかったから良しとしよう。 こんなことを思いながらも制服に着替えて居間に向かう俺。 7時に起きるようにしているので余裕で学校に間に合う。 学校行くのは怠いけど、通ってる限り一応行く。
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