FILE.3【九紅殺人事件1】

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 俺、鶴八七(ツルヤヒチ)はそんな九に対する憧れと、利益を兼ねて助手を務めているのだけど……。 「まぁまぁ、旅は道連れと言うだろう?さ、Let's go だ♪」 「え、いや!!ちょっと……」  使い方を間違っていると、突っ込む隙も与えられず無理矢理、腕を引っ張られ同行させられる。  自己中心的、自由奔放、派手好きな九に、俺はいつも振り回されっぱなしだ。                                                              そのあげくが……これ。  俺は、女性客に囲まれる九に冷ややかな視線を向け、回れ右をした。  逃げるなら、今の内だ。  俺だって、朱華がいれば  …………  …………  …………はっ!!今、何を考えていた!!?  しっかりしろ、俺。  どんなに可愛くても、相手は小学生。  付き合うのは、不可能だ。
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