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俺、鶴八七(ツルヤヒチ)はそんな九に対する憧れと、利益を兼ねて助手を務めているのだけど……。
「まぁまぁ、旅は道連れと言うだろう?さ、Let's go だ♪」
「え、いや!!ちょっと……」
使い方を間違っていると、突っ込む隙も与えられず無理矢理、腕を引っ張られ同行させられる。
自己中心的、自由奔放、派手好きな九に、俺はいつも振り回されっぱなしだ。
そのあげくが……これ。
俺は、女性客に囲まれる九に冷ややかな視線を向け、回れ右をした。
逃げるなら、今の内だ。
俺だって、朱華がいれば
…………
…………
…………はっ!!今、何を考えていた!!?
しっかりしろ、俺。
どんなに可愛くても、相手は小学生。
付き合うのは、不可能だ。
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