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軽く昂揚する胸を撫で下ろしながら再び受付を見ると、堂本さんが少し緊張した面持ちで、さっきの2人を受付近くのソファーに案内していた。
あれは万が一満席になった時の為のソファーで、普段使うことはない。
満席でもないのに座らせる、ということはお客様ではないの?
目付きの悪い2人は、黒服が運んで来たお茶を受け取りながらペコリと頭を下げた。
その道の人、ではないよね。
店を出す時、叔父貴はそれまで働いていたホストクラブのオーナーを通して、ここらへんを仕切っているグループの幹部にちゃんと挨拶をした筈だし。
あたしが気にすることではない、か。
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