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けれど、ステージを終えたあたしのところへ、すぐに堂本さんがやって来た。
「ルイ。お前と西門さんに用があるそうだ。奥の応接室に通したから、そこで話せ。次のステージは休みにしておくから、気にしなくていいぞ」
「え、え? あたしと、叔父貴って……広樹さんは?」
「さっきから電話してるんだが、運転中らしくてな。まあ、すぐ来るだろう」
「誰なの?」
堂本さんは苦い表情を浮かべ、溜め息をつきながら続ける。
「警察だと。一瞬、何のガサ入れかと思ったよ」
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