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髪の先にまで神経が通ってるんじゃないかってくらい、触れられたことに感じて、ドキリと心臓が跳ねる。
「上がったら、通り出たところのパーキング来て。今日、車で来たから」
陣の真っ黒な瞳が、冗談や気まぐれなんかじゃないと雄弁に語っていた。
『……陣と付き合うなら、寝る前に俺んとこ連れて来いよ……』
陣の瞳と声に、叔父貴の言葉が冗談では済まなくなりそうな。
そんな予感がした。
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