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神戸までは、新幹線で行くことになった。
長田署でお父さんを引き取って、そこからは用意された葬儀社の車で戻って来る。
運転は葬儀社の人と叔父貴でこと足りるのだけれど、夜型の叔父貴が寝不足気味の運転は不安だからと、【月下美人】から１人連れて行くと言い出した。
だから、それは陣にして欲しい、と頼んだ。
別に、出来たばかりの恋人と四六時中一緒にいたい、なんて浮ついた気持ちじゃない。
苛々してどうしようもないから、陣が傍にいてくれることに縋りたかったんだと思う。
陣は、快く引き受けてくれた。
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